メンバー5人のうち、3人がゲイであることを公言しているバンド、シザーシスターズ。彼らはアメリカ、ニューヨークの出身で、メンバーのアナが経営するゲイバーで初ライブを行ったことがバンドを結成するきっかけになったそうだ。しかし彼らを取り巻く環境は厳しかったようで、最初に火がついたのは本国アメリカではなくイギリスだった。今作は2006年にリリースされた彼らの2ndに当たり、アナが語るところによれば「ここ数年のクラブ・ミュージックに、自分達が感化されるようなものがなくなっちゃったのよ。逆に衝撃を受けた作品はロックンロール・アルバムが多かった。その影響もあって、シンセサイザーやクラブ・シーンが生まれる前の、アナログ・ダンス・ミュージックをやってみたら面白いんじゃないかって思ったの。」とのこと。その言葉を反映したかのように、本作はレトロなミュージカル映画のサントラ風のアルバムに仕上がっている。日本でも大ヒットした『ときめきダンシン』を始め、ダイナミックなロックチューン『She’s My Man』、バンジョーを使ったカントリー調の『I Can’t Decide』、アルバムの折り返し地点では『Intermission』を挟み、『Kiss You Off』のようなアッパーな曲を持ってくる曲順も練られている。かつては彼らを過小評価した本国への敬意を込めたような、古き良きアメリカンミュージックをやっていながら、彼らのバックボーンとなっているダンスミュージックからずれていないのが素晴らしい。クラブよりも劇場で聴きたいドラマチックな音楽だ。
【Scissor Sisters – She’s My Man】
【Scissor Sisters – I Can’t Decide – Lyrics】
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“【00’sRock】SCISSOR SISTERS – Ta-Dah” への2件のフィードバック
こんばんは。
色々酷いコメントが続いている中の更新には素直に尊敬します。
しかし
私が思うにyaboriさんの文章はカッコをつけている感じがして意味がよく分かりません。
もう少し自分の言葉で書いてみてはいかがでしょう?
かつては彼らを過小評価した本国への敬意を込めたような、古き良きアメリカンミュージックをやっていながら、彼らのバックボーンとなっているダンスミュージックからずれていないのが素晴らしい。
特にこの部分は形容詞が続きすぎてまとまりがなく何が言いたいのか伝わってきません。ダメなバンドの歌詞みたいです。
クラブよりも劇場で聴きたいドラマチックな音楽だ。
この部分もただのyaboriさんの感想でどうしてなのかが分かりません。
僕はこのバンドのここが好きなんだ!っていうのをyaboriさんの言葉で正直に簡単に書いたのを読んでみたいです。
2年前のリバティーンズの頃よりは読みやすくなっていますよ!
最後の一行に力を入れたい気持ちはわかりますがそんなに断定的でなくてもいいのではと思います。