カナダはオンタリオのガレージロックバンド、Simply Saucer。自分らの曲名を『サイボーグ』と名付けているユニークなバンドで、Velvet UndergroundとSilver Applesが融合したようなサウンドは電子音によるスペイシーかつ暴力的なもの。彼らが活躍していた当時ニューヨークではラモーンズやパティ・スミスが現れ、ニューヨーク・パンクに火がつく頃であった。そんな時に彼らはすぐ後に出てくるSuicide等ニュー・ウェーブ勢を予見するかのようなサウンドを鳴らしていたという事実には驚かされる。今作は74年/75年頃に録音されていたデモ音源で、89年頃に初めてレコード化された物の再発盤である。実際活動中はシングル一枚しかリリースできなかったらしいが、決して歴史の闇に埋もれさせてはいけないカナダの至宝だ。
【Simply saucer – instant pleasure】
【Simply Saucer – Here Come the Cyborgs (live 12/28/06)】
【Simply Saucer – “Bullet Proof Nothing”】
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