今回紹介するリック・オケイセック(Ric Ocasek)の『This Side of Paradise』は彼のセカンドアルバムとなる。
リック・オケイセックは1976年に結成したアメリカのニュー・ウェイヴバンド、ザ・カーズ(The Cars)のボーカリスト。
リックはプロデューサーとしても活躍しており、ウィーザーの『ブルー・アルバム』は名盤として名高い。
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リック・オケイセックとは
リック・オケイセックは1976年に結成したアメリカのニュー・ウェイヴバンド、ザ・カーズのボーカリスト。
ザ・カーズは2018年にロックの殿堂入りしたバンドで、そのプレゼンターは彼らを敬愛するザ・キラーズのブランドン・フラワーズが引き受けた。
またリックはソロ活動だけでなく、プロデューサーとしても活躍しており、彼が手掛けたウィーザーの『ブルー・アルバム』は名盤として名高い。
日本でもASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文がルーツとして挙げており、収録曲「Only in Dreams」は後藤の自主レーベル名になっている。
『This Side of Paradise』を¥280で確保
ここ最近、ザ・カーズのオリジナルアルバムを血眼で探しまくっていたのだが、見つからず。
(関東圏でカーズのオリジナルアルバムが280円で売っている店舗があればご一報ください。確保しに参ります。)
代わりにBOOKOFF吉祥寺店をパトロール中、このリック・オケイセックのソロアルバムを発見し、確保に至った。
本作『This Side of Paradise』は1986年発売のセカンドアルバム。シングル「Emotion In Motion」は全米チャート15位を獲得した代表曲の一つ。
評価
名盤度:★
確保必須度:★★
リック・オケイセックのソロを聴くのは初だったのだが、聴いた第一印象は、ボーカルにものすごく特徴はあるのだが、曲によってはシンプルで良い。
しかしながら途中から胸焼けするほど強烈な曲が出てくる。特に5曲目「Coming For You」は重厚感がものすごく、1曲まるごと聴くのは難しい。
例えるならお腹いっぱいなのに、二郎系ラーメンのトッピングマシマシが出てくるようなものだろうか。
この曲がなければ全体的に聴きやすかっただけに残念である。
作品詳細
Geffen Gold Line Sp. (1997-06-01)
売り上げランキング: 107,472
発売:1986年
ディスク枚数:1
フォーマット:CD, インポート
レーベル:Geffen Gold Line Sp.
収録曲:
1. Keep On Laughin’
2. True To You
3. Emotion In Motion
4. Look In Your Eyes
5. Coming For You
6. Mystery
7. True Love
8. P.F.J.
9. Hello Darkness
10. This Side Of Paradise
BOOKOFF店舗
・BOOKOFF 吉祥寺駅北口店
おすすめ曲
・「Keep On Laughin’」(Tr.1)
出だしから謎の語りとコンピューター音から始まる奇妙な曲。ここまで個性的な曲はリック・オケイセックにしか絶対作れない。
・「True To You」(Tr.2)
曲も個性的なキーボードの音が入っていて変だが、MVもやはり変。多分、この人、自分がかっこいいと思ってるけど、実際はダサいってところが良い。
・「Emotion in Motion」(Tr.3)
超クセもの揃いの曲の中でミドルテンポで聴きやすい良曲。リックの茶番感のある殺陣シーンも見どころの一つ。
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