ブックオフにて、ペット・ショップ・ボーイズ『Actually(邦題:哀しみの天使)』の中古CDを108円で確保!
これまた絶妙な所に¥108円の値札がきたな(笑)。こういう偶然が生まれるのも中古でCDを買う面白さではないかと思う。
今回の #名盤280円以下物語 はペット・ショップ・ボーイズ『Actually』について、その真価を見ていきます。
企画の趣旨はこちら
ペット・ショップ・ボーイズ『Actually』
ペット・ショップ・ボーイズとは
イギリスはロンドンで1981年に結成した、ニール・テナント(Neil Tennant)とクリス・ロウ(Chris Lowe)によるエレクトロポップ・デュオ。
名前の由来は共通の友人がペットショップで働いていたことから名付けたそうな。
彼らはU2の「約束の地」をディスコ・カバーし、「君の瞳に恋してる」とつなげた曲を作ったことで、賛否両論を巻き起こした。
また彼らはプロデューサーとしても活躍しており、デヴィッド・ボウイがリリースした「Hallo Spaceboy」は、彼らが手掛けている。
『哀しみの天使』が名盤である理由
『哀しみの天使』は彼らのセカンドアルバム(それにしても邦題がものすごくダサい!“悲しみ”をあえて“哀しみ”っていうのもダサい!)。
タイトルはすこぶるダサいものの、捨て曲は1曲もない。曲順としてもシングル曲をバランス良く配置しており、1枚を通して聴ける作品である。
2曲目「What Have I Done To Deserve This?」では、彼らの敬愛するダスティ・スプリングフィールドとのコラボシングル。
ポップながらもダスティのソウルフルなボーカルを楽しめ、彼らの音楽のルーツにソウルミュージックがあることが分かる1曲となっている。
今聴くと時代感が出まくっている「It’s A Sin」は派手過ぎてダサいが、「Heart」は彼らのキャリア史上屈指の名曲!
●『哀しみの天使』を¥108で確保!
BOOKOFF 江古田店をパトロール中に確保。¥108という値段ながら捨て曲がなくアルバム一枚通して聴けるのは破格ということで、即確保!
彼らのアルバムジャケットは白背景が当たりというルールがあるのではとにらんでいたのだが、やはりそれは外れてはいなかった。
白背景のアルバムは『Please』、『Behavior』、『YES』といった具合に当たりのアルバムが非常に多いのも買う際にの決め手となったポイント。
ちなみに↑の画像がデビューアルバム『Please』のジャケットなのだが、今作のセカンドでは彼らの写真がアップになっているという仕掛けも面白い。
評価
名盤度:★★★★
確保必須度:★★★
曲・アルバムの構成良し、ジャケットのもデザインの良しでここまでの評価だと★×5でも良かった。
しかしながら1曲目の「One More」がややネチネチしていたのと、「It’s A Sin」があまりにも時代感があり過ぎるのが惜しかった。
今回は輸入盤を¥108で買えたのだが、¥280で買っても大満足の一枚。
余談だが、ニール・テナントはゲイであることを公表しているのだが、コラボしている相手もバイセクシャルのアーティスト
(デヴィッド・ボウイ、レディー・ガガ、ダスティ・スプリングフィールド)が多いというブレなさもすごく好きだ。
作品の詳細
売り上げランキング: 46,523
邦題:『哀しみの天使』
発売日:1987年9月7日
ディスク枚数:1
収録内容:
レーベル:Parlophone
収録曲:
01.One More
02.What Have I Done To Deserve This?(邦題:とどかぬ想い)
03.Shopping
04.Rent
05.Hit Music
06.It Couldn’t Happen Here
07.It’s A Sin(邦題:哀しみの天使)
08.I Want To Wake Up
09.Heart
10.King’s Cross
確保した店舗
・BOOKOFF 江古田店
おすすめ曲
・「What Have I Done To Deserve This」(Tr.2)
・「Shopping」(Tr.3)
・「Heart」(Tr.9)
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