Primary Colours
アーティスト：販売元：Xl Recordings
発売日：2009-05-05
おすすめ度：
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よくぞここまでの作品を作り上げたものだと感嘆せざるを得ない傑作が誕生した。

今日の主人公The horrosが1stアルバムを出した時から私は知っているのだが、当時は正直ビジュアルだけのバンドみたいな認識を持って特に曲を聴いた訳でもなった。

後日曲を聴いてみると、特に面白みのないガレージロックのバンドだという感想を持った。

(Sheena is a parasite　1stアルバムから)

だがどうだろう。2ndのシングル『Sea within a sea』を聴いて衝撃が走った。

（Sea within a sea）

これはとんでもないバンドに化けたと…

ノイズと狂気を手玉にとって、今まで聴いたことのないような音世界を構築している。

それはつまり1stから健在であった狂気とノイズを融合させ、彼らでしか表現できない芸術の域まで押し上げたのである。

この評価のどんでん返しは、岡田ジャパンのようなものだろうか

後日音楽雑誌で読んだ情報によれば、この作品の制作過程では本当に色々あったようで、作品に出来るか分からないほどの迷宮に迷い込んだようである。

そんな狂気のような制作過程を経て本作は誕生した。

そしてThe Horrosは英国でも大絶賛され、生まれ変わった。

このノイズに身を委ねて祝福したい。

（who can say）