【00’sRock】Kooks – INSIDE IN / INSIDE OUT


奇しくもアークティックモンキーズの1stアルバムと同じ日に発売されたクークスの1stアルバム。それ以来比較され続けて来たのは周知の通りで、彼らが対象的なのはアークティックがガレージでずっとバンド練習を続けてきたバンドであるのに対し、クークスは音楽系カレッジで学んでいた者達が結成したバンドということだ。音楽学校で学んでいただけあり今作は1stであるにも関わらず、思わず渋いと言いたくなるサウンドが堪能できる。それは前のめりなロックンロールだけでなくアコースティックサウンドが交互に訪れる作風であったり、ギターによる深みのある音が二十歳前後の若者には容易に鳴らせないと思う程にルークのボーカルと呼応していたりするからだ。その手助けをしたのがザ・フラテリス、ベック、エールを手掛けたトニー・ホッファーであった。彼の采配のもとで数百の楽曲から候補を選び、さらにその中からレコーディング用の楽曲を絞るというプロセスを踏んだそうだ。年齢やジャンルの違う色んなアーティストを手掛けた名手の手によって、若いのに渋いと思わせる作品が作れたのだろうし、選び抜かれた楽曲をより洗練させることができたのだろう。何度聴いても飽きが来ない作品である。

【The Kooks Seaside】

【The Kooks | Naive (Official Video)】

【The Kooks – Sofa Song (Music Video)】



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