最近たくさんコメントを頂いており、指摘やアドバイスを頂戴しております。コメントを下さった方、ありがとうございます。本来ならば直接コメントを返すべきだと思いますが、この場を借りて返答とさせてもらいます。なお頂いたアドバイスは一度に全て文章に反映できるほど、器用ではありませんので少しづつ文章に反映していきたいと思います。
『アメリカ人であること』キラーズの本作はこの命題と前作で成功したプレッシャーの両方を背負ってレコーディングされた。彼らは前作『Hot Fuss』で80年代英国を思わせるダンサブルなサウンドにより一躍有名になったが、アメリカ人であるにも関わらず、英国で人気が沸騰してしまった。だからこそこの命題を無視できなかったのだろうし、目を逸らさず作り上げたのが本作である。1stにはなかった土臭さが全面に出ており、ブルース・スプリングスティーンのような骨格のしっかりしたロックンロールを基調としていながらも、前作の下地にあったダンサブルなサウンドは失われていない。故郷ラスベガスや自らの叔父に捧げた歌など、パーソナルな内容であるものの、内に留まるような暗さはない。そう思わせるのは、ブランドン・フラワーズのボーカルが抜群にエモーショナルだからだ。ハードな状況でも乗り越えようとする強い意思が声に表れている『Why Do I Keep Counting?』こそが本作の最大のハイライトだ。彼らは一旦原点に戻り、更に一回り大きくなって帰って来た感動的な作品だ。
【The Killers – Sams Town (Full Version)】
【THE KILLERS – WHY DO I KEEP COUNTING?】
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