ルー・リードの『Transformer』は言わずと知れた名盤で、雑誌などのロックの名盤ランキングの常連だ。
そんな名盤でもあるため人によってこのアルバムを評価する点はさまざまだと思うが、僕がこのアルバムが好きである一番の理由は曲ごとに様々な表情を見せてくれるからだ。
それはまさに曲に人格があって、聴き手に様々な表情で語りかけて来るような親密さすらある。
それはルーのつぶやくような、語りかけるようなボーカルがそう感じさせるのかもしれない。
楽曲における様々な表情というのは、同じような曲調の曲が一つとしてないということだ。
基本的にはバンドアンサンブルなのだが、曲によってはピアノ、ストリングス、コーラス等の要素を織り混ぜながら展開していく。
『Vicious』のような稲妻のようなギターノイズが特徴的な曲があったり、『Perfect Day』ではルーがつぶやく様に歌い、ピアノとストリングスが絡む曲があったり、『Hangin’ ‘Round』のようなアップテンポな曲があったりと多彩だ。
(Lou Reed Hangin’ Round (HQ))
特に『ワイルドサイドを歩け』ではウッドベース、トランペット、ストリングス、女性コーラスを用いる等、ディヴィッド・ボウイによるプロデュースの恩恵を最大限に受けた曲だ。
(A Walk On The Wild Side)
それらの曲が聴き手を時には励ますように、時には酒を酌み交わすように、ルーが私たちを親友であるかのような親密さでもって、歌っているように感じられる。
それこそがこのアルバムから感じられる親密さであり、僕が愛聴する理由でもある。
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