本当に音楽が好きな人たちへ【Radio Dept. – CLINGING TO A SCHEME】

どうも!yaboriです。

今日紹介するのはRadio Dept.の「CLINGING TO A SCHEME」という作品です。

レディオデプトはスゥエーデンのインディーズバンドで、今作は彼らの3rdアルバムになります。

ザ・レディオ・デプト.
バウンディ
発売日:2010-03-31

どうしたらこんなに美しい作品をつくれるのだろう?

ため息交じりにこんなことを考えてしまうほど、レディオデプトの「Cliing to the scheme」は素晴らしい作品だ。

前作はエレクトロポップに接近しながらも、洗練された作品をリリースした彼らだが、今作もリスナーの期待に見事答えた作品を作り出した。

今作はアルバム全編を通して、楽曲の美しさはもちろんのこと、手作りの暖かみが新たに加わった。

僕が今作を聴いてまず初めに思ったのが、どこからこのような暖かみが来ているのかという事だ。

彼らのインタビューを読んでみると、その答えは徹底したDIY主義にあることが分かった。

DIY主義とは簡単に言えば、彼らは作品を作る際、全て自分達で執り行う。

つまりプロデューサー等他者の手を借りることなく、自分達が納得するまでアルバム製作をするのだ。

だから時間はかかるけど、僕達の期待を裏切ることのない作品をいつも届けてくれる。

全て自分達の手で作るからこそ、ハンドメイドのような暖かみが感じられるのだろう。

ハンドメイドと言えば歪さがつきものであるが、今作の場合意図してその歪さを出したのだそうだ。

今作の歪さはインディーっぽいラフな録音による荒さがあるのだが、あえて曲の輪郭をぼかすことで、手作りっぽい感触をうまく演出し、暖かみを感じさせてくれる。

Heaven’s on fireはまさにそんな曲であると同時に面白いのが、ソニックユースのサーストンムーアの声をサンプリングしているのだ。

(The Radio Dept. – Heaven’s On Fire)

同じくNever follow suitという曲もSKEMEというグラフィックアーティストの声をサンプリングしている。

(The Radio Dept. – Never Follow Suit (Official Promo Music Video))

実は今作には様々なヴィジョン、アーティストとしての姿勢が込められているという。

彼らが示したい姿勢はただ一つソニックユースがそうだったように、DIYでいることであり、自分たちらしさを大切にしていくというものだ。

彼らは最初からその姿勢を貫いてきた稀有なアーティストだ。

つまり彼らは何年にも渡り妥協することなく、素晴らしい音楽を作り続けてきた。

だからこそ本当に音楽好きな人にこそこのレディオデプトを聴いて欲しいと思う。

【関連記事】

北欧の至宝【Radio Dept – Pet Grief】


THE RADIO DEPT.|Skream! インタビュー
http://skream.jp/interview/2010/05/the_radio_dept_1.php

【Twitter】
Twitterでは9割音楽のことをつぶやいてます(笑)!

このブログの次回予告だけでなく、このブログでは紹介していない音楽を紹介することも多々あるので、フォローお願いします♪

【レコメンド】
僕が愛用しているK2レコードというレンタルレコードのお店を紹介します♪
僕がここで取り上げている旧譜は9割ここで借りているくらい凄まじい品揃えのお店です!

K2 RECORDS(K2レコード)は、 大阪ミナミの日本橋(でんでんタウン)にある音楽専門の CDレンタルショップです。洋楽ロックや国内J-POPはもちろんのこと、マニア垂涎のレア盤・珍盤から輸入盤インディーズ効果音サンプリング音源まで幅広く在庫しています。アルバム10万タイトル以上を有するCDライブラリーとなっております。もちろん関西以外の方でも入会して頂けます!京都兵庫奈良和歌山、滋賀、三重といった大阪以外からのお客様には、郵便による返却(ポスト投函)が好評です。

K2RECORDS


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. たびけん より:

    これは僕も去年聴いてた。
    シューゲイザーなんだけど凄くポップで聴きやすく、よく癒されてましたw

  2. boriboriyabori より:

    >たびけん

    いつもコメントありがとう♪

    レディオデプトも聴いてたんや!意外(笑)