ベイルートという鏡【Beirut/Flying Club Cup】

どうも!yaboriです♪

前回のインタビューがかなり好評だったみたいで、筆者として嬉しい限りです♪

これからもTwitter等を通じて、インタビューや洋楽を聴き始めたきっかけなどを紹介出来ればなと思います。

それでは今日はベイルートのフライングクラブカップという作品を紹介します!

前作は以下で前回紹介しています。

異国情緒と郷愁(Beirut – Gulag Orkestar)

Beirut
Ba Da Bing
発売日:2007-10-09

【ベイルートとは】
 ベイルートとはボーカルのザックコンドルを中心に結成されたバンド。ザックは学生時代に中東に留学した経験から、異国への憧れを曲に綴ることになる。僕は彼らの奏でる異国情緒溢れるサウンドは、異国への憧れがあると同時に郷愁を感じられる。

 【内容紹介】
 ベイルートのフライングクラブカップの魅力は前作の魅力であった異国情緒溢れるサウンドはそのままに、表現力に磨きをかけ楽曲の背景にある景色や感情を私たちに想起させるほどまでに表現力を高めた所にある。

表現するということについて今作には2つ特徴がある。

1つは今作でベイルートが奏でるテーマだ。

前作は東欧をテーマにした作品だったが、今作はザックの愛するフランスの地を舞台している。

ライナーノートによるとタイトルのフライングクラブカップとは1900年代にパリで行われた気球の大会で、今作のジャケットには当時のものが使用されているのだそうだ。

今作ではその大会で気球が上がった時の風景や歓喜はフライングクラブカップという曲を通じて聴こえてくる。

(Beirut – The Flying Club Cup)

お祭りを思わせる多幸感のあるイントロから、ブラスバンドと合流しザックのボーカルと共に上昇するような、起伏のあるサウンドの構成が特徴的な曲である。

それは気球が上がっていくに連れて観衆が歓喜していくようで、情景をうまく表現している曲だろう。

2つめの特徴は前作と比べて、アコーディオンやピアノ等の鍵盤楽器が多く導入されている。

今作ではsunday smileのような喜びに溢れた情景を表現するために、前作より多くアコーディオンやピアノを多く楽曲の中に導入している。
(A Sunday Smile–Beirut)

ザックのボーカルに寄り添うように、コーラスやブラスバンド、アコースティックギター等音が効果的に配置されている。

優しくも多幸感のある楽曲である。

全体的に全作よりも繊細さがプラスされ、感情の機微を表現しているという意味では、全作よりも格段に表現力は増していると言える。

ベイルートは音楽で古き良き時代を映し出す鏡みたいな存在なのだろう。

1900年代のフランスの情景と人々の歓喜を巧みに写し出した傑作である。 

【For Fans】
Big Strides/Cat Empire/Little Barrie(2nd album)/G.Love

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