PE’Z – 銀幕のJAZZ、映画音楽から始めるジャズ入門

このところ寒暖の差が大きかったせいか、風邪でダウンしてしまった祇園神楽坂デス。

熱はだいぶ治まったのデスが、まだちょっとお腹が気持ち悪くて食欲不振・・・。

インフルエンザもまだ若干流行ってるみたいだし、皆さんも風邪には気をつけて下さい。

そんな病み上がりな私が今回紹介するのは、PE’Zの『銀幕のジャズ』という作品デス。

PE’Z『銀幕のジャズ』

【収録曲】
01.Terry’s Theme(From ライムライト)
02.Stayin’ Alive(From サタデーナイトフィーバー)
03.Love Theme(From ゴッドファーザー)
04.Misirlou(From パルプフィクション)
05.The Pink Panther Theme(From ピンクパンサー)
06.Axel F(From ビバリーヒルズコップ)
07. Gonna Fly Now(From ロッキー)
08. Flying Theme(From E.T.)
09.Top Gun Anthem(From トップガン)
10.Raindrops Keep Falling On My Head(From 明日に向かって撃て)

私個人としては初めての、シングル曲ではなく、アルバムを紹介したいと思います。

なぜ今回この作品をチョイスしたのかというと、このアルバムが一つのコンセプトアルバムになっているからデス。

どういったコンセプトで作られているかと言うと…タイトルやジャケットを見て気づいた方も既にいらっしゃるかもしれませんね(むしろ、収録曲で分かっちゃいますよね?)。

そう、映画音楽をコンセプトにしたアルバムなんデス☆★

しかも、収録作品はどれも映画史に残る名曲ばかり!『ゴッド・ファーザー』の愛のテーマ、『サタデー・ナイト・フィーバー』のStayin’ Alive、さらには『ロッキー』のロッキーのテーマ、誰もが映画館で一度は見た、そして聴いたあの名曲がズラリ10曲!!(10~20代の方にはピンと来ないかもしれませんが…。私みたいな映画好きは別として。)

こうした名曲達がPE’Zの演奏によって、大胆にもジャズに大変身してしまうのデス!!

「ここで一つ疑問。PE’Zって誰?」と思う方が、そろそろ出て来る頃かと。

今までの文章を読めば、PE’Zが日本のジャズバンドだというコトはお分かりになるかと思います。

しかし、PE’Zは普通のジャズバンドではありません。

欧米でその実力を高く評価され、現地では『サムライジャズ』とも呼ばれている、日本と欧米を行ったり来たりしているとても大忙しなジャズバンドなんデス!!

そもそも彼らの才能をいち早く見出だしたのはアメリカ市民。

今程バンド名が世の中に知れ渡っていなかった頃、PE’Zは日本だけでなくアメリカでも活動していました。

しかも彼らは、ライブハウスやバーといった室内ではなく、ニューヨークやマンハッタンの街角でゲリラ的にライブを行っていたのデス。

皆さんもご存知の通り、アメリカといえば芸能の国。

そして、現存する様々な音楽のジャンルの原型を生み出したのもこの国デス。

こうした国で生まれ育った人々は、見る目も聴く耳も他の人種と比べて遥かに肥えています。

そんな人々が行き交う街角でのパフォーマンスを繰り返すコトで、PE’Zは地道ながらも確実にその実力を積み重ね、評価を得ていったのデス。

アメリカ市民のお墨付きジャズバンドのサウンド、一度は聴いてみたいと思いませんか??

「ジャズには興味があるけど、どこから入ればいいのか分からない…」と思っている方には、このアルバムは特にオススメデス☆★

一度は耳にしたコトのある曲が入っているだけで、全体的に聴きやすくなるものなので。

収録内容が充実しているだけに、ジャズ初心者だけでなく、「映画も音楽もどっちも好き!」という方にはぜひとも手に取ってもらいたい一枚デス。

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