【Little Barrie – King of the waves】

2010年を振り返ってみると空前絶後のUSインディーブームに沸いた年だった。

インディーロックに始まり、今年の終わりはカニエの傑作で締めくくるというまさにUS全盛の年であった。

それならばUKはどうだろうか?

リバティーンズ等の大物バンドのカムバックという大きな話題はあったものの、新人バンドは勢いがなかったように思う。

そんな中唯一気を吐いていたのがUKノッティンガム出身のリトルバーリーというバンドだ。

キング・オブ・ザ・ウェーヴスキング・オブ・ザ・ウェーヴス
アーティスト:リトル・バーリー
ホステス(2010-12-08)
販売元:Amazon.co.jp
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【曲目リスト】

1. Surf Hell
2. How Come
3. Does The Halo Rust?
4. Precious Pressure
5. King Of The Waves
6. Now We’re Nowhere
7. Dream To Live
8. Tip It Over
9. I Can’t Wait
10. New Diamond Love
11. Money in Paper
12. Twisted Little Blades (ボーナストラック)
13. We Can’t Work It Out (ボーナストラック)

リトルバーリーの作品は今作で3作目になる。

僕個人的には2作目が好きで、愛聴していた

前作はブルース中心のヴィンテージロックンロールであったのに対し、今作はヘビーでソリッドなロックンロールだ。
そう今作の一番の特徴はサウンドの変化である。

今回のサウンドは硬質でソリッドなギターサウンドで構築されている。

例えるなら切れ味の鋭い刃物みたいなもので、前のめりなロックを鳴らしている。

(LITTLE BARRIE – SURF HELL )

僕が知っているのでこんな音を鳴らすバンドを挙げることは難しいが、強いて言えばTheMusicが1番近いだろうか。

この背景にはおそらくバンドのメンバーチェンジとギターボーカルのバーリーカドガンの活躍があるんだろうと思う。

前作からドラマーが変わり、バーリーはプライマルスクリームというUKを代表するバンドでサポートメンバーをやってるのだそう。

そのような背景があって、サウンドの変化へと実を結んだのではないかと僕自身考えている。

そして1番言いたいことはこの変化に対して、僕にとって喜び半分、悲しみ半分ということだ。

それはサウンドの変化自体は前作とは違った新鮮さがあるけど、前作のようなブルースロックを愛する自分にとって今回のサウンドは素直に喜べない。

だから今回の作品は前作を愛聴していた人にとっては、少し物足りないかもしれない。しかしソリッドなロックを聴きたい人にとっては朗報であるに違いない。

【関連するアーティスト】

前出のThe Musicの音楽を紹介しておきます。

(The Music – Strength In Numbers)

【おまけ】

リトルバーリーインタビュー

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コメント

  1. リトル より:

    バーリー

  2. t.ito より:

    営業車の中でよく聴いてる

  3. boriboriyabori より:

    > t.itoさん

    マジっすか!?

    あざーす♪

    営業車でロック聴くとか優雅ですね!