When You’re Strange: Songs From the Motion Picture
アーティスト:Doors
Rhino / Wea(2010-04-27)
販売元:Amazon.co.jp
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どうも!
今日は珍しく映画を紹介します。
とはいっても洋楽バンドのドキュメンタリー映画ですが笑
今回紹介するのはthe doorsバンドで、アメリカでは伝説的なバンドとして語られ、その1stアルバムはロックの名盤としての評価されている。ジャンル的にはロックとジャズをミックスしたようなサウンドである。
今作ではthe doorsというバンドが生まれた背景を政治及び文化的な側面から明らかにしていき、観客があたかもその時代に居合わせたような体験をすることを主眼に作られた映画である。
映像は全て当時の物で構成さてており、新たに撮影されたものは一切ないそうだ。
ナレーションはあのジョニーデップが担当している。
どうやら彼も相当なdoorsファンらしい。
肝心な内容は、バンドの歴史が中心で、メンバーのインタビューやレコーディング風景、ライブ等を織り交ぜつつ、客観的にdoorsというバンドを振り返るものだった。
ここからは個人的な意見なのだが、この映画を評価するとしたら100点満点中50点だ。
その理由は一番大事だと思うdoorsの絶対的な個性であるあのジャズとロックをミックスさせたようなサウンドが出来上がったのかという点に関してほぼ触れていないからだ。一応の説明はあったもののメンバーのインタビューなど特にはなく浅いものだった。
それ以上にナレーションがやたらと長くステージ上でのジムの奇行や廃れゆく様などが印象に残り、見ている方としてはあまり見ていて楽しいものではなかった。
ただあの時代の空気や政治・文化的な背景からdoorsというバンドを明らかにしていくというのは興味深かった。
ライブや時代の空気を感じることができたので、doorsのいた時代を追体験できるという点は評価できると思う。
結論としてはdoorsのいた時代を追体験したい人にはオススメだけど、自分みたいに本当にサウンドが好きで、曲の成り立ちとかメンバーや歌詞に対する思惑を知りたかった人にはあまりオススメできる映画じゃないと思った。題材がいいだけにまことに惜しい映画でした。
【Live Light My Fire – The Doors】
【Crystal Ship – The doors】
doorsとは
ドアーズ(The Doors)は、1965年から1970年代初めまで活動したアメリカのロックバンド。
ロサンゼルスのUCLA映画科の学生であったモリスンとマンザレクがグループを結成する。1965年にマンザレクに出会ったモリスンは、自作の詩と歌を聴かせた。マンザレクは既に兄と共にリック・アンド・ザ・レイヴンズというバンドで活動し、一方で元々フラメンコギタリストだったクリーガーとジャズドラマーだったデンスモアはザ・サイケデリック・レンジャースというバンドで活動中で、マンザレクは彼らとメディテーション・センターに於いて知り合いであった。モリスンの曲や詩に惹かれたマンザレクは、兄のリックとデンスモアに声をかけデモ・レコードを録音する。リックは、すぐにグループを離れ3人に、クリーガーと女性ベーシストを加えたグループは、ロサンゼルスのロンドン・フォッグやウィスキー・ア・ゴー・ゴーなどでステージ活動を行う。
バンドは、オルダス・ハックスレーが18世紀の詩人ウィリアム・ブレークの詩の一節から取った書のタイトル『知覚の扉』を元に、ドアーズという名を付けた。
もし知覚の扉が浄化されるならば、全ての物は人間にとってありのままに現れ、無限に見える。
If the doors of perception were cleansed, everything would appear to man as it truly is, infinite.