さて久しぶりのブログ更新です。

今まで更新をしてなくてすいませんでした！

特にいつも定期的に見てくれてた方には申し訳なかったです。

今回の更新はもう年末というこで、下半期ベストを発表したいと思います。

今年は他にも、年間ベストと掘り出し物10選をやろうと思います。

下半期ベストに関しては楽曲の出来(歌詞等は評価に入れず)重視で選びました。

10.PLANET MAGIC – N’夙川BOYS

ロックンロールの魔法というべきか、ポップミュージックの奇跡というべきか、

夙川ボーイズの音楽はロックンロールでありながら、ポップミュージックである。元はごりごりのガレージロックをやっていたシンノスケボーイズとマーヤLOVE、雑誌のモデルをやっているリンダdadaの三人でないとこんな音楽は作れないだろうなと思わせるほど、不思議なバランスの取れた作品である。

ロックリスナーとポップスリスナーの両方の心に刺さる一枚だろう。

9.LIVE THE LIFE I LOVE – THE BAWDIES

その音楽への愛情はこのアルバムの隅々にも現れている。何よりもroyのボーカルからは音楽を演る喜びが感じられる。

サマソニでの灼熱のロックンロールパーティーを思い出させてくれる、音楽への愛情が詰まった一枚だ。

8.ten bear(s) – THE PINBALLS

Pinballsには音楽性の幅広さとボーカルが魅力的だ。

ミッシェルというよりもむしろ、ガレージロックリバイバル期のバンドに影響を受けたロックンロールやブルース、バラードと初のアルバムにして幅広い音楽性を披露している。

そしてその幅広い楽曲をカバーできるボーカルがある。

この二つがあるからこそPinballsはタワレコのオーディションで初のWinnerに輝いたのだろう。
7.世界が見たい – 踊ってばかりの国

グッバイガールフレンドから考えると信じられないレベルの飛躍を見せたのがこの踊ってばかりの国だ。

このアルバムにはディベンドラ・バンハートやフリーフォークからの影響だけでなく戦前、戦後の歌謡曲からの影響を受けて制作された作品だそうだ。

その音楽的な懐の深さにも増して、今作に置いて大きな武器となったのが、辛辣な歌詞をシリアスに聴かせない所だ。

その脱力感溢れる音楽とボーカルによって歌われる辛辣な歌詞は不思議と嫌な感じに受け止められないだけの表現力を獲得した。

6.Skying – The Horrors

まずこの作品がセルフプロデュースであることに驚いた。

もちろん傑作中の傑作であるPrimaly coloursに比べれば、見劣りする所はあるものの、あの作品はPortisheadのジェフバーロウに依る所が大きかったそうだ。

その時に学んだエッセンスを活かしながら、メンバーがアイデアを出し合った今作はホラーズというバンドの音楽的なセンスの良さを十二分に堪能できる作品となった。

個人的にはこのアルバムのMoving Further Awayという楽曲でDJの片平実さんとホラーズと洋楽の良さを分かち合えたのも最高の思い出。

(The Horrors – Moving Further Away)

【関連記事】

【合同企画Vol.3】上半期ベスト１０～後編：90’sの胎動