【合同企画Vol.2】相互インタビュー「洋楽を好きになったきっかけは?」


どうも!yaboriです!

今日は先日実現したdavid_girl_さんとの対談を掲載します。

話し合ったテーマは『洋楽を好きになったキッカケは?』というものです。

そしてインタビューの最後に自分のルーツになったあるアーティストのレビューを載せてます。

そちらもお楽しみに♪

david_girl_さんのブログはこちら
david_girl_さんのブログは洋楽ポップス&インディーロックを中心に、話題曲のPVやアルバムの感想を紹介するブログです。  扱っている記事は新譜のレビューや今週のHOTな10曲等、新譜に関する幅広い音楽を聴けるブログでもあります。

先日david_girl_さんと書いたKula Shakerの合評はこちら

boriboriyabori × david_girl_ 対談
[Y]boriboriyabori
[D]david_girl_

『アジカンのナノムゲンコンピからアッシュを聴いたのが、衝撃で洋楽に走った次第です!』『それ、アジカンの意図にちゃんと沿ってるじゃないですか!(笑)』

D: こんにちわ。
Y: どーも!それじゃあ始めますか!
D: さっそく始めましょう!ではまず、まだ全然お互いのことよく知らないんですよねえ。
Y: それっす!そこから話していきましょうか!自己紹介からですね(笑)。
D: 僕から軽く自己紹介しますね。
Y: うっす!
D: 1979年生まれの東京都民です。普段はフツーの会社員です。
Y: 僕は1987年で今年24歳っすね!僕も普通の会社員っす!
D: あ、やっぱ若いんだ(笑)。
Y: やっぱりdavidさんの方が年上でしたね!馴れ馴れしくてすんません(笑)。
D: いんやー、いいですよ(笑)。今はネットがあるから、若くてもみんな知識豊富でうらやましい!
Y: ありがとうございます!それはありますね!高校生でもリバ聴いてるとか知って焦りました(笑)。davidさんが最初に聴いた音楽って何ですか!?
D: 僕は最初に音楽にハマったのはね、9才の時。
Y: 早熟ッ!
D: ペット・ショップ・ボーイズ、カイリー・ミノーグ、リック・アストリー、この3つですね。親の影響で。
Y: おー!9才にしてペット・ショップ・ボーイズですか!!!素晴らしい親です!
D: 親が結構音楽好きでイケイケな感じだったので、エレポップやユーロビートやソウルやベンチャーズなどいつも家でかかってました。
Y: イケイケ(笑)。カッコイイ!うちの親はビートルズとか小田和正が好きでしたね!親父はクリームとかディープ・パープルかな。
D: yaboriさんは最初に買ったCDとかは?
Y: 中学ん時に買ったゆずですお(笑)。そこからアニメの影響でアジカンを知ったのが初めてのロック体験でした!
D: なるほどね!
Y: アジカンのナノムゲンコンピからアッシュを聴いたのが衝撃で、洋楽に走った次第です!僕なんてまだまだ洋楽歴浅いっすよ!
D: それ、アジカンの意図にちゃんと沿ってるじゃないですか!(笑)
Y: そうです!彼らの意のままに動いてます(笑)。多分アジカンって、洋楽の良さをJ-ロック・リスナーに伝えたかったんだと思うんですよ。だから僕もブログ始めたようなもんです。
D: なるほどー。

『やっぱり入口って意外とアニソンだったりするんですね!』

Y: Davidさんはなぜブログを!?
D: 僕は、昔はたくさん音楽好きの友達が周りにいたんですよ。大学生の頃とか音楽サークルだったし、やっぱり音楽中心に友達できる感じで。
Y: いいですね!僕の周りにはほとんどいませんでした。
D: 昔は一緒にライブ行ったりしてて。CD貸し借りとかも。でも20代後半になると、結婚して子供できたりして、みんな音楽に興味なくなっちゃうんですよね。
Y: 生活の変化ってやつですね。僕は生活に変化あっても聴くのはやめないと思うけどなー。
D: そうそう。だから、自分は音楽から遠ざかりたくないし、同じように、最近の音楽よくわからない、レコ屋に行く時間も試聴する時間もないし、って人たちに少しでも参考になって、かつ自分も知識を積み重ねていけたらなーと思って、ブログ始めました。
Y: おお!ターゲットが明確ですね!
D: ブログで毎週、「今週の10曲」ってやってますけど、あれは自分に課せられたノルマでもあるんです。
Y: なるほど!僕の場合は洋楽の入り口になれたらなって思いからですね!僕の場合は一週間に一本アルバムレビューがノルマですね。で、ペット・ショップ・ボーイズからどうやって今の方向に?
D: ペット・ショップ・ボーイズとかは親がかけるのを聴いて、いいなと思う程度でしたけど、そのあとガンダムのテーマ曲歌ってたTM
Networkにハマったんですよ。この、アニメきっかけってのがyaboriさんと同じ(笑)。
Y: なるほど!やっぱり入口って意外とアニソンだったりするんですね!
D: うんうん。で、そのあとはTM繋がりでB’zと、あとユニコーン。この辺は、僕は兄がいるんですけどその影響。あと中学生では、兄の影響でプロディジーとか、エレクトロ系・ダンス系聴き始めました。でもこの頃、ジャンルの意識とかなかったから、普通にtrfと同じレベルで聴いてた(笑)。
Y: B’zとかその辺はみんなが通る道ですね!そこからのプロディジーですか!
D: でもプロディジーは、今とはちょっと違う視点で聴いてましたね。いわゆる「ロック」とか「ダンスミュージック」っていう認識ではなかったです。今に繋がる「ロック」に目覚めたのは、97年のビョークの「ホモジェニック」でした。
Y: ビョークですか!それはリアルタイムで!?
D: リアルタイムだけど、サードの時期からですね。ファースト、セカンドは後追いで。
Y: なるほど!そっからどう広がっていったんですか!?
D: ロック好きな人がクラスにいて、片っぱしからその人の勧めるのを借りて。オアシス、プライマル、レディオヘッド、ヴァーヴとか。
Y: 思いっきりブリットポップですね!
D: で、自分でも広げてって。当時深夜にTVでやってた「BEAT
UK」とか、タワレコのbounceとかで。ポーティスヘッド、スクエアプッシャー、エイフェックスツインなんかにハマりました。やっぱ、エレクトリックなものが好きでね。

『ビョークで世界が広がって、もうそこから歩きだしたらすべてが驚きと感動で、勝手に足
が進みました』

Y: 自分で洋楽を掘ろうと思ったキッカケってあったりしますか!?
D: なんだろ…なんかもう自然に。ビョークで世界が広がって、もうそこから歩きだしたらすべてが驚きと感動で、勝手に足が進みました。だから、ビョークはすっごく重要な人で。その辺、ブログの記事あります(笑)。
Y: それは読まないと!!ビョークの衝撃が凄かったという事ですが、自分の価値観と合うものがあってそうなったんですかね!?
D: ずっとエレクトリックな音楽聴いてたけど、同じエレクトリックなサウンドなのに、それまで聴いてたものとリズムアプローチとか全然違ってて衝撃でしたね。ストリングスも入ってるよ!とか。珍しいなと。
Y: 音楽のできる可能性に驚いたという感じですね!
D: そうですねー。yaboriさんはアジカンのどんなところに惹かれてハマったんです?
Y: 僕の場合、アジカンは高校の時、等身大のロックがアジカンだったから親近感が持てたという事が一番でしたね。今振り返れば、文学的なロックと言う側面が自分の価値観に合ってたんだとも思います。
D: へー。文学少年だったとか?
Y: いや当時は全然そうじゃなかったです。勉強は大嫌いでした(笑)。日本史だけは格別に好きでしたけど(笑)。親が文学オタクみたいな感じで、三島由紀夫読みまくってたんですよ。それの影響もあったのかなと。
D: おお。素晴らしい。
Y: ブログを書いてみて、自分は文章書くの好きなんだなって初めて思ったくらいです。作文とか苦手でしたね、当時は(笑)。
D: その後はどんな感じで広げていったんですか?
Y: アジカンから日本のロックって凄いんだという感じで、エルレ(ガーデン)、モーサム(・トーンベンダー)と聴いていきました。でもそれと同時にアッシュの近辺、UKのバンドを漁っていきました。
D: オアシスとかブラー、クーラ(・シェイカー)とかかな?
Y: そこからMTV見るようになって、話題になってたアクモン、ブロック・パーティに踏み出しましたね。オアシスとかはアジカンがレコメンドしてたので知って、友達から借りましたね。クーラも再結成した後の「ストレンジ・フォーク」で知りました。洋楽知りたての頃に聴いたんですけど、すぐ好きになりました。
D: 世代が違うと、やっぱ聴く順番も変わりますね(笑)。アクモン、ブロック・パーティとかは2004年くらいでしたっけ?
Y: その辺すね!アクモンは確か2006年とかだったかな~。あ、そういや言うの忘れてましたが、ナノムゲンのコンピでウェイキング・アッシュランドってバンドが好きになって、エモ周辺漁りました。フォール・アウト・ボーイとかパニック・アット・ザ・ディスコとか聴いてましたよ!
D: おっ。エモは自分も好きで、そのあたりのブログ記事もあります(笑)。でもFOBとPATDは、僕的にはエモではないけど(笑)。

「初期にクーラを聴いたという事もあってヴィンテージサウンドというものに目覚めた感じです」

Y: (笑)。時系列的には、日本のエモとかも聴いてからのアクモンとかでしたね。だから僕の洋楽の原体験はアッシュとウェイキング・アッシュランドでしたね。
D: バンド名が両方アッシュ繋がりですね(笑)。
Y: 言われてみれば(笑)。でもそれ今気づきました(笑)。でも今じゃあエモは一切聴かなくなりましたね。それはブロック・パーティの影響が大きい気がします。
D: なるほど。それはメロディよりも、音の工夫とかが重要になってきたってこと?
Y: そうですね!初期にクーラを聴いたという事もあってヴィンテージサウンドというものに目覚めた感じです。
D: じゃあ、大きな転機となった作品を1枚だけ挙げると?
Y: 転機となった1枚はアジカンの『ソルファ』を挙げます!

ASIAN KUNG-FU GENERATION
キューンレコード
発売日:2004-10-20

Y: davidさんは?やっぱビョークですか?
D: そうですね。ビョークの『ホモジェニック』で!

ビョーク
ユニバーサル インターナショナル
発売日:2005-09-21

D: さて、ではそろそろシメますか。今回の対談、どうでした?
Y: やっぱり洋楽好きな人と話すのは楽しいです♪ありがとうございました!
D: ですね。僕も楽しかったです。また今後も、合同企画お願いしますね!
Y: そろそろ2011年も上半期が終わるので、上半期ベストをテーマに対談とかしたいですね。
D: いいですね!では、7月頃にぜひそれでやりましょう!

以上が今回の対談でした。僕は今回の対談を経て一つ思ったのが幼少期に聴いてた音楽が、今現在聴いている音楽へ影響しているんじゃないかと言う事です。

例を挙げていれば、僕は幼少期親が聴いていたビートルズや小田和正を聴いて育ちました。

だからKula Shakerのようなビートルズに影響を受けたようなアーティストが好きになったのかなと思います。

そして昔どんな音楽を聴いていたのかなーと思
っていた時思い浮かんだのが、スピッツのハチミツでした。

スピッツ
ユニバーサルJ
発売日:2002-10-16

実に10年ぶりに聴きましたが、ものすごく素晴らしいアルバムでした。

完成度もさることながら、胸いっぱいの甘酸っぱさが詰まったアルバムだと思います。

このアルバムを聴いて真っ先に思い出したのが、ペインズとアジカンでした。

ここにも今自分が聴いている音楽に繋がる要素があるのだと思います。

特に曲の中でルナルナには驚かされました。

当時聴いていた時にはいい曲だなとしか思いませんでしたが、この曲には色んな要素が詰まっていました。

この曲にはパーカッションやボサノバテイスト、ペインズを思われるようなシンセ等の多くの要素が詰まっています。

(スピッツ – ルナルナ)

そして僕は今でもルナルナに似たような音楽をよく聴いています。

もしかしたら今まで幼少期のおぼろげな記憶を頼りに、無意識にルナルナみたいな音楽を探していたのかもしれません。

無意識のうちに一番聴いたアルバムであり、幼い頃にこれだけクオリティの高い音楽を聴けたのは、幸福だっな音楽体験だったのかなと今振り返ってそう思います。

個人的にはスピッツを聴く良い機会になり、そんな素敵なインタビューに協力してくれたDavidさんには感謝しています。

どうかこの期にみなさんも幼少期に聴かれた音楽を振り返ってみたらいかがでしょうか?

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“【合同企画Vol.2】相互インタビュー「洋楽を好きになったきっかけは?」” への4件のフィードバック

  1. > Toolさん

    コメントありがとうございます!

    最初に聴いた、幼少期に聴いた音楽はかなり大事だと思いますよ。

    多分今好んで聴いている音楽も多少なりとも幼いころに聴いた音楽に近いものを選んでるような気がします。

  2. いやあ、偶然僕も中学校のころゆずをめっちゃ聴いてたり、日本史が好きだったり、ヤボリさんと共通点があることが判明しました笑

  3. >たびけん

    マジで!?僕もたびけんとは音楽遍歴からしてもろ被りやと思ってたけど、そんなとこまで被ってたとは(笑)

    奇遇ですな(笑)

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