かつてフレイミングリップスを手掛けたデイヴ・フリッドマンをプロデューサーに迎えた4人組のロックバンド、ナンバーガール。彼らは2002年に解散してしまったが、今なお日本のロックシーンに絶大な影響を与え続けており、アジカンは『N.G.S.(ナンバー・ガール・シンドローム)』という曲を残し、台湾から透明雑誌という表立って彼らにリスペクトを表明するバンドすら出てきているほどだ。今作は97年にリリースされた彼らの1stアルバムに当たり青春をテーマにしながらも、当時洋楽の中でもとがったバンドであった、ソニックユースやピクシーズ等のグランジと呼ばれる荒々しさ溢れるサウンドを借りて、彼らの初期衝動を表現したものだ。人によっては音が悪くて聴きづらいと言われる人もいるかもしれないが、このラフなサウンドこそ彼らの激しい情熱を形にする上で必要だったと思う。それでいてポップさは失われていないのが素晴らしい。
【NUMBER GIRL – OMOIDE IN MY HEAD】
【numbergirl-水色革命】
【ASIAN KUNG-FU GENERATION – NGS Live】
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