「過激でポップな中毒性の高い大衆音楽」と自身の音楽を語る女性4人組のガレージロックバンド、キノコホテル。設定の細かいバンドでメンバー全員がキノコホテルの従業員という形で役割も決まっており、髪型や衣装も統一されている。その様はグループサウンズやガレージロックを彷彿させるのだが、まさにそのイメージ通りの音楽をやっている。今作はマニアックな歌謡曲のカバー集で、ファズギターやオルガンが絡むことで、ガレージロックやサイケデリック・ロックに昇華していくアレンジが聴き所である。特に『恋はふりむかない』や『山猫の歌』などドアーズのレイ・マンザレクを思わせるオルガンが素晴らしい。そのビジュアルイメージとサウンドが見事に調和した快作だ。
【キノコホテル – 真夜中のエンジェル・ベイビー】
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