どうも!yaboriです。
実は日曜の今日もこれから夜勤で仕事です(爆)
それでも土日までには更新するということだったので、何とか間に合いました(笑)
まぁそれは置いといて、今日の作品について。
本来なら違うアーティストの作品を紹介しようと思っていましたが、急遽変更してMGMTの1stオラキュラースペクタキュラーを紹介します。
その理由はMGMTのLiveに行って強く思ったことがあるからです。
それはMGMTの音楽性を理解しているファンが少ないように思ったからです。
それと同時にLiveに行って思ったのはMGMTは自分が思っていた以上に奥行きのあるバンドということを思いました。
だからMGMTの本質をもっと知って欲しいし、知らないままLiveに行くのは惜しいことだと思うので今回はMGMTの1stを紹介します。
2ndに関しては前回紹介しているのでこちらをどうぞ!
【アーティスト紹介】
MGMTとはアメリカブルックリン出身のバンド。
1stアルバムではサイケロックとエレクトロの融合という画期的な作品を作り上げた。
しかしkidsという曲があまりにもクラブで有名になり、バンドは商業的には成功したが、その反面サイケロックという面はおざなりになった。
続く2ndではサーフサイケポップという新たなジャンルを生み出すほどの音楽性の転換に成功する。
【内容紹介】
まず初めに自分はこの作品を最初エレクトロのアルバムだと思って聴いていた。
何故そうなったのか、そもそもの問題点はKIDSの特大クラブヒットにより、メディアによって彼らにエレクトロというレッテルが貼られた点にある。
しかし2ndとLiveでの彼らのパフォーマンスを見て、エレクトロとは別に彼らの本質があることに気付いた。
彼らはサイケロックをやっているのだ。
今作ではシングルのエレクトロ色の強い楽曲に隠れてはいるものの、サイケロック、フォークというべき曲が存在している。
そしてそのサイケとエレクトロが交差している。
つまりこの作品の本質とはサイケロックとエレクトロの融合という点にある。
この作品はサイケロックにダンス要素を足した革新的なアルバムである。
このようなサウンドであるから彼らの音楽を語る上でサイケロックもエレクトロも切り離すことはできない。
しかし彼らの楽曲はあまりにもエレクトロの曲が有名になって、サイケロックだと言う点はほとんど浸透していないと言っても過言ではない。
なので収録曲の中からその本質を表現している曲を紹介しようと思う。
The Youthはドリーミーサイケというべき曲。
リズムこそダンス調を感じさせる部分はあるものの、シンセとエコーを効かせたボーカルがどこか遠い所に連れていってくれるような感覚をもたらす。
(MGMT – The Youth)
Electric Feelはエレクトロ色が強いものの、イントロで流れるシンセが東洋風である。
日本の尺八を思わせるような音色で、曲に奥行きを与えている。
(MGMT – Electric Feel – Official Music Video)
Of Moons、Birds&Monstersの聴きどころは後半に入るセッションの部分である。ポップではあるが、シンセと浮遊感のあるギター、バンドサウンドによるサイケなセッションこそが最大の魅力で今作の核であると思う。
(MGMT – Of Moons, Birds and Monsters MTV LIVE)
KidsやTime to pretend等も曲の即効性や盛り上がりは申し分はないと思うのだが、それ以外の曲にも奥行きがある名曲ぞろいの素晴らしいアルバムだと思う。
そしてこれらの曲にも目を向け、MGMTの本質を理解し、ライブに参加して頂ければこれより嬉しいことはないです。
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